高階良子スタッフブログ<公式>

めっきり涼しくというよりは肌寒くなってまいりましたね
はや晩秋の頃ですか
温度差がひどいのでみなさま体調管理にはくれぐれもお気をつけくださいませ


こんにちはアトリエ高階スタッフ山野にわとりです。




突然ですが『伏線回収』という言葉をご存じでしょうか。


『伏線』とは物語などで、今後起こる事の暗示などを台詞だったり場面だったりでさりげなくあくまでさりげなく提示しておく手法のことです。

物語が進んで『あれはこういう事だったのか！』などとなれば『伏線回収』です。

上手くハマれば物語のクオリティも読者のカタルシスも上がります


言葉でいうとピンときにくいですが、小説でも漫画でもドラマでも多用される手法ですね。



実は先日カフェにて、三人のマダム（お子様成人済み、何なら孫もいるかも）が茶飲み話を隣席でされておりまして。
ここだけめっちゃ気になってしまって…。


マダムＡ「ねえ…『フクセンカイシュウ』って言う？みんな言うんだって…」
マダムＢ「言わない」
マダムＣ「知らないわ」
マダムＡ「みんな言うんだって……。これはああいうことがあったからこうなのね、みたいな意味らしいわ」
マダムＢ「知らないわねえ」


みんな言うんだって…と語るマダムの困惑が伝わって来まして。

マダム、それは創作界隈の業界用語で…さらに言うならオタク用語なんでご存じなくていいんですよ……。
それを「みんなが言ってる」状況がどうかしてるんです。
どこで言われたか知りませんけども…。


近年、濃度高めのオタク用語などが一般に広く知れるようになった弊害ですかねｗ
どうも意味合いもずれてきてるような気がしないでもないし…。


オタク用語だと知らずに使っているケースがほとんどでしょうが…
「推し活」だってもともとアイドルオタク用語ですからねぇ
（オタク用語は「ヒドイけど秀逸」だったりするので覚えてしまえば使いやすいかもしれませんし）



でも「伏線回収」はあくまで作劇上の用語なので、
むやみに現実にあてはめたりしないでくださいね。
現実にはべつに伏線なんか張ってないですからね。



『緋色の花冠』（1989ミステリーボニータ掲載　80Ｐ）より
異国から流れ着いた不思議な少年の壮絶な過去とは。

[5回]

めっきり秋でございますね。

温度差で体調がどうかなるといけませんのでご注意を！

朝晩涼しいのに寝しなのアイスバー習慣が抜けなくて寒い思いをしている間抜けなアトリエ高階スタッフ山野にわとりです。



先日は埼玉の巾着田公園に行ってまいりました。
この時期彼岸花まつりが開催されるので有名な公園であります。

にわとり彼岸花がだいすきでありまして、
しかしながら自宅の近くには咲いているところがありませんので
少々遠出ですが例年有名どころへ訪れております。






彼岸花は美しいのもさることながら、こういう気でも触れたのかという咲き方をするところが
好きなんですよ…

だから白もピンクも美しいですが、自分的には真っ赤が好みにあいます。


「葉見ず花見ず」「曼殊沙華」「狐の花火」「スパイダーリリー」「死人花」「地獄花」
などなど不穏な別名が多い彼岸花ですが、

なんと別名は１０００もあるとか…。

「千の名を持つ花」とでも呼んであげたくなりますね。




『交換日記殺人事件』より

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[11回]

すっかり朝晩は涼しくなってまいりましたが、このまま秋ということでいいのでしょうか？
最近気象が信じられなくて懐疑的になってしまいますね。

令和くんには伝統にのっとり、暦を勉強して自重していただきたいものですね。

おはようございます四十肩がなおらねぇ山野にわとりです。



私事ですが先日松本零士展いった影響で、ここ二年ばかり触っていなかったつけペンを使ってみました。

墨汁ってのは置いとくとダメになるので久しぶりに購入したりして。
（でも開明さんの証券用インクは終了しちゃったそうで…時の流れ…）
さすがにまだペンは使えましたね。雀百まで踊り忘れず。
しばらくミリペンと併用でいこうかと思います。


ちなみに高階先生は一貫して開明墨汁派です。
ペン先は基本Ｇペン。
正統派ですね！


久しぶりに使うと墨の匂いがめっちゃ懐かしい。
あとあれですね、指汚れる…そうだこれ忘れてたなｗ

ペン先もまあまあお高くなりましてね…あれ職人さんの手作りだから仕方ないんですが。

信じられますかあれ全部手作りなんですよ！(*_*)

有り難いと同時に行く末が案じられてしまいます……。



『ふしぎの国の黒うさぎ』より
　41P　1980年プリンセス増刊ゴールド

[11回]

初秋のころとは言いますがまだまだ残暑厳しき折
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

まだまだ暑いのに夜になるとめっちゃ虫がすだいておって驚きました。



最近の作業はというと、『クロノス』のシリーズをデータ化しております。

このころの原稿の扱いはまた過渡期的というか。
若干内部処理的な話になりますが、この時期には編集部の作業はデジタル化された模様です。

されどアトリエ高階なぞはまだまだ完全アナログで作業する現場でした。
デジタルの入り込む余地がなくｗ

そうすると物理で原稿をお渡しすると、編集部で写植なんかもむこうのデジタルデータに入れるわけです。
そして帰ってきた原稿には昔なつかしい写植は特に貼ってないってことになります。

そして今手元の原稿をデータ化するにあたっては、
セリフなどの写植は全部こっちで入れないとなりません。

決して嫌いではない作業なのですが、一日中フリガナふってたらさすがに疲れましたｗ


ああここから先の原稿ぜんぶこうなんだよなあｗｗｗ

いやほんとに好きな作業ではあるんですよ？ただねまあ分量がですね…
がんばりますけど！




ここで山野にわとりの職権乱用的告知。
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『クロノスー漆黒の神話ー』カット

[11回]

残暑厳しきなかいかがお過ごしでしょうか

こんにちはアトリエ高階スタッフ山野にわとりです

もはや外に出るという行為自体が健康リスクなので
高齢者の仲間入りをしたにわとりなどはひたすら室内で作業しております

熱中症の室内発症は珍しくないのでこれはこれでリスクですが…。

ねこが！いるので！
ねこの健康のため！
と自分に言い訳をしながらエアコンつけています
（昭和人間あるある）（言い訳不要エアコンつけて命を守ろう）


ところで気温の目を盗んで友人と『松本零士展』行ってまいりました。




自分などの世代になりますと、完全に刷り込まれている松本零士の作品世界。
999もいいですがやはり戦場まんがシリーズを読んじゃあ泣いておりましたからね。

原画を拝見して会場で涙ぐんでおりました…。

生原稿の力って本当に凄い。
なんだろう、こう、オーラが漂ってる。

イラストとはまた違うちからがこもっている。



久々に墨とペンで絵を描きたくなりましたね雑魚ですが。
（お土産に松本メーターのバンダナ買いました(^▽^)/）


『クロノスー漆黒の神話ー』カット

[10回]