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プロフィール

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山野にわとり(管理人)
性別:
女性
職業:
おもにアシスタント
趣味:
特撮・洋楽・人間椅子

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すっかり遅れてしまった…

みなさまパンデミック阻止のため、手洗い励行の冬でございますよ!
何卒ご自愛のほどを。

こんにちはアトリエ高階の山野にわとりです。

毎週水曜更新に努めておりますが、このたびブログ運営のほうで結構大規模なトラブルがあったようで、この数日更新できずにおりました。

来てくださった方にはご迷惑をおかけいたしました!

いやー復旧に時間かかったな…。怖いなネット空間…。


さて今回は『魔性の祭壇』のカラーイラストをご紹介。(クリックで拡大します)



「赤い妖星」「魔性の祭壇」1987年ミステリーボニータ発表

「赤い妖星」100Pはミステリーボニータ創刊号に掲載された記念すべき作品ですね。
同年、続編の「魔性の祭壇」80pが発表されました。

先年刊行された高階良子作品集では、「魔性の祭壇」にて命を落とした不憫な少年について大幅な加筆がありました。

高階先生も可哀そうなことをしたと後悔していたみたいです。

機会があったらそちらも是非ご覧ください。

ザクロは人の味がするーという鬼子母神伝説に基づくモチーフが織り込まれています。
ザクロ、よく言うけど……本当なんでしょうか…。


ああいう味なの……?

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サイズと少女

インフルエンザだの変な肺炎だの、不穏な話が絶えません。
皆様どうぞお気を付けください。

マスクが苦手なにわとりもマスク買っちゃいました。

こんにちはアトリエ高階の山野にわとりです。


今日ご紹介するのは『死者の狩人』。

『死者(デス)の狩人』 1987(昭和62)なかよし掲載  200P




原画が繊細すぎてやや色が飛んでしまいました…。

ヒロインが愛する人のために、死神のお仕事をすることになるお話。

このお話好きなんですよねえ。死神のキャラがちょっといい。

一部の界隈では「少女にサイズ(鎌)」は一種の定番と化していますが、80年代では走りと言えるのでは。

少女にサイズ、不思議と似合いますよねえ。

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夕日の中のサキー1972

こんにちはこんばんわおはようございます。

アトリエ高階の山野にわとりです。

私的近況は1ミリも変わっていないので省略です。

本日は、高階先生のイラストの中では最もポジティブな気がする(個人の感想です)作品をご紹介。




『夕日の中のサキ』1972年なかよし掲載 152P

ミステリアスで男前な少女の復讐劇。

これもまた、70年代にはよく見られたテーマでした。
ドラマティックで魅力的だと思うのですが、最近見ませんね。
また流行らないかなあ。

色が大胆で印象的です。高階作品でこれだけ赤~橙を大きく使った絵はなかなか見られません。

ミステリアスで男前なサキ、といえばスケバン刑事の麻宮サキですが、スケバン刑事の連載開始はこの作品の三年後です。イェイ。

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蛇とかどうでしょう

お正月も過ぎ、七草がやってきましたね。雨が上がったら七草セット買いに行きたいです。

こんにちはアトリエ高階の山野にわとりです。

お正月は酒飲んでクリスタ、飯食ってクリスタ、将棋番組見ながらクリスタとクリスタ三昧でした。(クリスタ以外はただのおっさんですね)
クリスタと仲良くなりたくて必死です。

あっ、クリスタっていうのはお絵かきソフトなんですけどね。


さて、今回は蛇のイラストでもご紹介しましょう。

『くらやみに悪魔が』のカバーイラストです。




クリックして拡大してみてくださいね。

1972年「なかよし」1月号掲載、160P 
当時は一作のスケールが大きいですよね…。
このイラストは雑誌掲載時のものではなく、後に秋田書店からコミックスが出た時のものだと思います。

ヒロインの抑圧された欲望を誘惑する蛇、というシチュエーション。
「誘惑者」としての蛇の正しい姿ですね。キリスト教世界では蛇はそういう扱いですから。

そして70年代にはホラーといえば蛇のモチーフが大人気でした。
高階作品にもほかに「わたしのなかにへびがすむ」などがありますが、「へびと少女」パターンはホラーの王道で、子供の頃はいっぱい見かけたものでありました。

最近見かけませんね…。

その辺に蛇を見かけることも少なくなったからでしょうか?

ちなみに日本では蛇は金運を意味しますから、本当は縁起がいいのですけどね。

一周回ってまた流行らないかなw


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あけましておめでとうございます!

令和2年となりました。

良いお正月をお過ごしでしょうか。
皆様なにとぞ本年もよろしくお願い申し上げます。


さて、前回もそうだったのですが、高階作品からめでたいものを探すのは難しいです。
まあだいたい禍々しいですからね!

高階作品でネズミ…悪い予感しかしませんね。

というわけで美しさを優先して、名作『昆虫の家』のイラストを。
あっでも蜘蛛がいた。おきらいなかたには正月早々申し訳ありません。



『昆虫の家』1973年なかよし付録掲載。151P。
このイラストは、のちに秋田書店でコミックスに収録された時のものですね。

ヤンデレとかメンヘラとか今は気軽に言われますが、そういう言葉がなかった時の方がいろいろ重かった気がします。
未読の方はぜひご一読いただきたい。名作です。

70年代は世の中こういうテイストの作品が多かったなあ。濃かったなあ。







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