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山野にわとり(管理人)
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高階良子スタッフブログ<公式>漫画家・高階良子の仕事について週イチで発信する予定のスタッフブログ。一応公式になります。PAGE | 340 339 338 337 336 335 334 | ADMIN | WRITE 2025.03.12 Wed 11:08:04 あの日の思い出河津桜も咲いて、雨が増えて、ようやく春の気配が漂ってまいりました。
こんにちはアトリエ高階スタッフ山野にわとりです。
昨日は東日本大震災14年目の日でしたね。
こんな時はあの日の思い出を掘り返すとしましょう。
といっても自分はさいわい実質何の被害もなくのんきなものでしたが、
現在成人の日本国民すべての皆様と同じく
生涯忘れられない日となりましたからね。
前にも書いたかもですがお許し願って。
あの日は銚子の仕事場で、高階先生、背景T氏、自分の三人で
いつものようにお仕事でこもっておりました。
昼過ぎて、自分はサボって自席でスマホゲームしてたんですね。
ゆれたな、と思ったところまでは普通でした。
銚子のあたりは東方沖など震源地に近くて地震が多いのです。
しかし一向に収まらないどころかどんどんでかくなる。
落ちてくるもの多数な自席を慌てて離れ
リビングの丈夫そうなところにつかまって
「先生!そこ出たほうがいいです!」
と呼びかけたけど腰の重い先生は不動の構えでした。
先生の席はそれこそ四方を小間物と紙にうずたかく囲まれた危険地帯だったのですが……。
先生の席近くでレーザーコピー機ががったんがったん踊ってるのを見ながら
(修理で済めばよいが)(先生危なすぎる)
なんて考えていましたね。
やがて揺れが収まり、室内はまあ大丈夫となってから
おそるおそるお外の様子を見にいきました。
敷地の周りをぐるっとみていたら、キャベツ畑の北のむこう遠くから
『地鳴り』が聞こえてきたんです。
地鳴り聞いたの初めてです。描いたことはあるけど。
ただ事ではないとお家へ戻ったんですが、その間も電線はぶんぶん揺れるわ
地鳴りはするわ。
あの電線落ちてきたら死ぬかも、と初めて地震で命の危機を感じましたね。
さいわい仕事場の建物は基礎がしっかりしていて比較的築浅だったので
その後も問題なかったのですが、周辺の建物は瓦が落ちたり基礎をやられたり。
たいへんなお家も多かったようです。
電信柱も多数かしいでいました。
だんだん情報が入ってこの災害の規模を知るとあらためてぞっとしましたっけ。
隣の市では津波被害も出たそうです。
銚子は目の前海ですが、高低差があるためかなんとか高波被害はまぬがれました。
港は大変だったようですが……。
さてその後。
みんなで仕事つづけました。
だってどうせ電車止まって帰れないし……。
まったく漫画の現場ってやつは( ̄∇ ̄;)
その時余震にゆすぶられながら描いてたのはこのあたりです。
「クロノスー暗黒の神話ー」第6話ですね。
おそろしい続報を震え上がって聞きながら、
何か現実感ないながらも仕事を続けた思い出です。
ちなみに数日後も電車は一向に動かなかったので、臨時バスで
東京だったか千葉だったかまで帰りました(うろおぼえ)。
途中でブルーシートの屋根屋根が広がる光景、
ガソリン行列でえらいことになってる道路など、
「ふわあああ」ってなった記憶が。
まったく自分は幸運だったと思います。
仕事中なので備蓄も多かったですし。
仕事場の被害は冷蔵庫がずれたとか仮眠室のベッドがずれたとか
雑誌が崩れたとかそれくらいでした。
踊ったレーザーコピー機も奇跡的に無事でした。
こんな幸運が二度続くとは限らないので
備えはしておくべきですよね……。
しょうもない思い出話を長々と失礼いたしました。 「はるかなるレムリアより」カット ★高階良子自伝的作品『70年目の告白~毒とペン~』③のおもとめはコチラ(Amazon)! ★こっそり。山野にわとり作『西遊戯画』pixiv掲載進行中。 PR
Comments無題Posted by NONAME 2025/03/27(Thu) 23:00:00 EDIT ご無事でなによりでしたね。
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